僕は猫でない創作日記 20260630

かぼちゃのイメージって、なんとなく魔法使いっぽいんだけど、どう思う? ハロウィンとか、かぼちゃのランタンとかもあるしね。
僕はカボチャが大好きだよ。かぼちゃのプリンとかケーキとか、デザート系で美味しいものがいっぱいあるよね。
でも、実際のかぼちゃ、外側はすごく硬いんだよね。
猫がかぼちゃを食べるって、あまりイメージが浮かない。やっぱり生で食べることは絶対ないと思う。なのに、なぜアクシオムお姉さまはキャットフードと一緒に、かぼちゃをそのまま置いたんだろう。
これもきっと罠だろうな。帰れなくって。猫になる運命だから、奇妙な体験を楽しむしかない――そう思いながら、僕は気を失っていった。
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気がつくと、今度は僕は何やら料理教室のような場所にいた。でも、雰囲気はとっても不気味な感じで、魔法使いが住んでいるような場所だった。
「あら、新入生さんね。」
振り向いてみると、そこにはいかにも魔女という雰囲気の女性がいた。
「こんにちは。名前は何て言うんですか。」
僕の名前は何だっけ。自分の名前を忘れてしまっていた。すぐに答えが出なくて、とりあえず猫になる運命だから、「あ、ミッドナイトです。にゃんにゃんにゃん」と答えた。
「今日はまず初めに、そこにあるレシピでかぼちゃのスープを作ってみましょう。」
そう言うと、僕に料理のレシピをくれた。
「かぼちゃのスープですか? おいしそうですね。」
そう答えてレシピの内容をよく見てみると……僕は驚いた。ヤモリ、タランチュラ、サソリ。これは一体、こんなものが食材なのかな。
「何をびっくりしてるんですか? ここは魔法理教室なんですよ。料理も、魔法の料理なんです。」
「にゃんにゃんにゃん、びっくりしました。」
この魔女の先生は、なんとなくアクシオンお姉さまの横にいた。
お名前は何というのでしたか。にゃんにゃんにゃん。
「私の名前はエスメラルダです。アクシオムの妹なの。」
僕は、同時で顔がよく似ているなと思った。
「それでは料理を、そのレシピに従って作ってくださいね。私はちょっと用事があるので、あとで戻ってきます。」
そういうと、エスメラルダ先生はどこかへ行ってしまった。
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文字数(改行含む)は 652 文字です。
僕はかぼちゃをくり抜き、レシピ通りに作業を進めた。
小さな魔女の禁断かぼちゃスープ
見た目は怪しく、味はエビやチキンのように香ばしい、特別な日の魔女風レシピよ!
作り方
- スープの土台作り
まずは普通のかぼちゃスープを用意してね。 -
怪しい出汁の旨味
小魚やチキンのように淡白な乾燥ヤモリをスープに入れ、お鍋から頭や尻尾を覗かせながらコトコト煮込んで出汁をとるの。 -
仕上げのトッピング
スープを器に注いだら、中央にパリパリとした食感の食用サソリを丸ごと1匹。ハサミと尾をピンと立ててトッピングしてね。 -
恐怖の演出
お皿の脇に、脚が香ばしくお腹がナッツ風味の食用クモを、這い出るように添えれば、悲鳴が上がる禁断スープの完成よ!
僕はタランチュラとサソリをどうしても使うことができなかった。どうせ入れなくても分からないだろうと思い、そのまま完成させてしまった。
いつの間にか先生が戻ってきて、僕が作ったスープを味見した。すると先生はいきなり怒って言った。
「タランチュラとサソリが入っていませんね。レシピ通りに作らないとは許せません。罰を与えましょう」
そう言うと先生は、かぼちゃのスープを手に取り、僕の頭の上に乗せた。熱いスープが頭上からどろりと流れ落ち、僕は必死にかぼちゃを取ろうとしたが、もうどうにもならなかった。
「もう無理です。元の場所に戻してください。にゃんにゃんにゃん」
いつものようにアクシオムお姉さまに救いを求めたけれど、今回は何も起きない。その間に、かぼちゃには僕の目が二つついていて、外が見えるようになっていた。
「先生、すみません。許してください。にゃんにゃぬにゃん。もっと美味しいスープを作ってあげますから」
僕は必死に助けを求めた。
「美味しいスープ? それは何ですか」
「豚汁です。」
「豚汁ですか。本当においしいの、どんな材料なんですか。どんな魔法が使えるのかな」
僕は考えて答えた。
「とにかく元気が溢れてくる魔法のスープです」
実は、僕が作れる料理は豚汁だけだった。
先生は、僕の言った素材を聞いて黙り込み、考え込んだ。
「問題は、帝国には豚がいないんですよ」
「そうなんですか?」
すると先生は、しばらく考えた末に、いいアイデアを思い出したように言った。
「そうだお前を豚にしてしまえばいいのですね。肉として」
「いやいや、それは怖いでしょう」
僕は、トンジュにされる豚さんのことを想像してしまった。先生はまたじっと考え込んでいたが、やがて包丁を持ったまま僕に近づいてきた。
「豚より猫がいいです」
「にゃんにゃんにゃん、帰らせてください。にゃんにゃんにゃん」
僕が必死に訴えると、ふふふ、とアクシオムお姉さまの笑い声が聞こえた。次の瞬間、僕は光の渦の中に巻き込まれていった。
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