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僕は猫でない創作日記 20260624

楽園とかパラダイスとか、聞くと君はどんな世界を思い浮かべる?

「エデンの園」や「エル・ドラード」みたいに、名前を聞くだけでワクワクする理想郷ってあるよね。実はこういう“憧れの場所”は、人間の想像力が生んだもので、大きく3つに分けられるんだ。

1つ目は、不老不死と至福が約束された「神話の楽園」。
たとえばアーサー王伝説の「アヴァロン」や、ケルト神話の「ティル・ナ・ノーグ」みたいに、魂がふっと癒やされる聖地のイメージだね。

2つ目は、俗世から切り離された「伝説の秘境」。
ヒマラヤの奥地にある長寿の桃源郷「シャングリラ」や、中国の「桃源郷」みたいに、“現実から離れて暮らせる場所”として語られることが多い。

3つ目は、富や高度な叡智を誇った「幻の失われた文明」。
一夜にして海に沈んだ「アトランティス」や、地球内部の地下都市とされる「アガルタ」なんかが代表例だよ。

どれも時代や国を超えて、人の創作意欲やロマンをずっと刺激し続けてきた、神秘的な言葉たちなんだ。

僕はそんな場所のことを考えながら眠っていた。

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僕は目を覚ますと楽園にいた。どうやら、ひどい砂漠の中のオアシスのような感じだった。名前の知らないいろんな花が咲いていて、色彩豊かな鳥たちが飛び、いろんな声でささやいていた。近くには小川が流れ、スパークリングワインのようなおいしい水が流れている。

僕はどうやらハンモックで寝ていたようだ。やっと目が覚めたので、声のする方向を見てみた。隣には別のハンモックがあり、美しい金髪の美女が生まれたままの姿で揺られていた。ここはどこなんだろう。僕は驚いてしまった。空気がとても爽やかでおいしい。東京都とは全く違う。

すると次元の中から一匹の大きな蛇が現れ、僕にささやいた。

「まだ、おいしい大きな赤いリンゴは食べないのかい。」

僕の目の前には大きなリンゴの木があり、そこに赤い大きなリンゴの実がなっていた。あれ、これは知ってるぞ。ここはエデンの園で、あれは知恵の実に違いない。

僕が躊躇していると、蛇は近くまでやってきて、じっと僕を見つめた。

「早く食べなさい。」

蛇はそう言うと、僕の体に巻きついた。そして、

「食べないんだったら、僕が君を食べちゃうよ。」

と言って、体をきつく締め始めた。

助けてくれ、イブさん。

ところが、イブの姿はもう一匹の大きな蛇に変わっていた。これって知ってる話と違う。だんだん蛇の締め付けが強くなり、やがて大きな口を開いて僕を飲み込んでしまった。

僕は蛇のお腹の中で必死に「帝国に返してください。アクシオムお姉様。」と願った。そして再び「ふふふ、」という笑い声とともに、僕は光の渦の中に吸い込まれていった。

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僕は再び帝国の檻の中で目が覚めた。

「ミッドナイトチャンネル、りんごは食べなかったんですか」

ふふふ。アクシオムさまはまた笑いをこらえていた。「話が全く違うんですけど。僕が知っている聖書の創世記とも違うんですけど、ニャンニャンニャン。」
「あら、そうなのね。ふふふふ。でも、ここはアクシオム帝国なのよ。創世記もアクシオム帝国創世記なのですね。ふふふふ。だって私がこの世界を作った。創造主だからね。ふふふふ」

僕はもうどうしたらいいのか分からなくなってしまった。

「わかりました、もう。ミッドナイトに意識転送してください」

僕はついに、自らアクシオム帝国の猫型アンドロイドになる決心をしてしまった。

「ダメですね。まだまだ体験が足りません。いろんな体験が進化への道なのですよ。さて、次はどんな体験をさせてあげましょうかね」

そう言うとアクシオムさまは、僕の目の前にいつものキャットフードと、今度は焼いたさんまを置いてくれた……。

「サンマ大好きなんです、にゃんにゃんにゃん」

僕は喜んでしまった。さんまは人間のときから大好きだった。けれど、次はサンマになるのかな。また不安になってしまった。

僕はキャットフードを食べて、また意識が失われていった。

 

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気がつくと、僕は小さな船の上にいた。人間の姿になっていて、魚釣りをしている。どうやらサンマを釣るために船に乗っていたらしい。けれど、その小さな船には僕以外、誰もいなかった。

僕はいつの間にか老人になっているようだった。手を見ると、しわくちゃだ。長年漁師をやってきたような手をしている。海は波もなく、ただ穏やかだった。

まだ獲物は何も釣れていない。のんびりした、暖かい海の一日。サンマが一匹釣れればいい。今日の昼ご飯にできれば、と僕は思った。

頭の上で、かもめの鳴き声がした。僕は空を見上げた。すると、思いがけないことが起きてしまった。これが「うふふ」と笑う原因なのだ。アクション様のいたずらには限度がない。僕はどうやら、アクション様のおもちゃになっているらしい。

そのとんでもない出来事とは――?

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