エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 124
義実家という密室で、心が壊れていく── Netflix映画『愛に乱暴』は“丁寧な暮らし”が最恐ホラーになる瞬間を描く Netflix配信中の日本映画『愛に乱暴』とは? Netflixで配信が始まった日本映画『愛に乱暴』 は、作家・吉田修一の同名小説を原作にした日常侵食型のヒューマンサスペンスです。 ▶ 公式サイト:👉 映画『愛に乱暴』公式サイト 2024年に劇場公開され、2026年1月からNetf ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 186
  タイ暮らしの夜にちょうどいいドラマ 『キンパとおにぎり~恋するふたりは似ていてちがう~』 タイで暮らしていると、「派手な韓国ドラマ」や「重たい日本ドラマ」は今日はちょっとしんどい…そんな夜、ありませんか。 クーラーの音だけが響く部屋で、静かに心がほどけるドラマを探している人に、そっとおすすめしたいのが**『キンパとおにぎり~恋するふたりは似ていてちがう~』**です。 派手じゃない。で ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 125
タイ在住の日本人へ。週末にちょうどいい一本 松本清張ドラマスペシャル「顔」2024年版が、意外と刺さる理由 タイに住んでいると、日本のドラマって「気づいたら終わってた」「話題に乗り遅れた」そんなこと、よくありませんか。 でもこれは、ちょっと違います。2024年に放送された 松本清張ドラマスペシャル「顔」。正直、**週末にふと観たくなる“いい違和感”**がある一本です。 👉 公式サイト(テレビ朝日) ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 146
タイの夜に、Netflixで「燃えよ剣」 タイの片田舎。スコールの音をBGMに、エアコンの効いた部屋でNetflixを開く。そんな夜に、ふと「今日は日本の時代劇でも観るか」と思う瞬間、ありませんか。 今回ちょうどハマったのが、岡田准一主演の時代劇アクション映画『燃えよ剣』(2021年)。 新選組・土方歳三を描いた、司馬遼太郎原作の有名作です。 南国タイにいながら、画面の中では幕末の京都。このギャッ ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 110
タイ在住日本人に刺さるNetflix映画『愚か者の身分』 タイで暮らしていると、日本の新作映画って、「え、そんなのやってたの?」と気づいた頃にはもう話題が一巡していること、ありませんか。 映画館に行くのもいいけれど、暑い夜はエアコンの効いた部屋で、Netflixをだらだら眺めるのがいちばん幸せ。そんなタイ在住勢にちょうどいい1本が、**映画『愚か者の身分』**です。 2026年1月24日からNet ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 153
タイ暮らしの日本人に刺さるNetflixドラマ アルゼンチン発ミステリー『Caught:摘発の先に』が、なぜか他人事じゃない理由 「Netflix、何か観たいけど決めきれない」そんな夜にちょうどいい一本が、アルゼンチン発のミステリードラマ『Caught:摘発の先に』 です。 派手さは控えめなのに、観終わると妙に心に残る。実はこれ、タイで暮らす日本人ほど刺さりやすい作品かもしれません。▶︎ Netf ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 015
🌴タイの片隅で観る、日本の重たい愛 映画『ユリゴコロ』が、意外と心に残る理由 タイで暮らしていると、どうしても明るいタイ映画や軽めのラブコメに手が伸びがち。でもたまに、「人間の闇」や「湿度高めの日本らしさ」をじっくり浴びたくなる夜、ありませんか。 そんなときにおすすめしたいのが、**吉高由里子主演のサスペンス映画『ユリゴコロ』**です。▶ 作品情報はこちら → 映画.com|ユリゴコロ 📓『ユリゴ ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 041
タイの片田舎で観たら妙にリアルだった。Netflixオランダ映画『テイクオーバー』が刺さる理由 きょうもバンコクには行かず(笑)、イサーンの家でNetflixをパトロール。何気なく再生したオランダ映画 『テイクオーバー』 が、テクノロジー×監視社会×タイ在住生活と妙にリンクしていて、意外とアツかったのでご紹介します。 👉 作品ページ(映画.com) どんな映画?まずは超ざっくり 2022年製作のオ ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 010
“本当の怪物は誰だ”――未解決連続殺人を描くNetflix「イル・モストロ」が重すぎる バンコクの渋滞ニュースや政治ネタに、正直ちょっと食傷気味な夜。そんなときにちょうどいい、“静かに背筋が冷える実話ベース”のドラマがあります。 それが👉 Netflixドラマ「イル・モストロ:フィレンツェの怪物」 イタリア・フィレンツェで実際に起きた未解決連続殺人事件を描いた全4話のクライムドラマ。派手な演出より ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 160
【重め注意】Netflix『彼の真実、彼女の嘘』 タイの田舎で観たら、妙に刺さった心理サスペンス タイの田舎で夜、Netflixを開くと、やたらおすすめに出てくるのが『彼の真実、彼女の嘘』(原題:His & Hers)。 タイトルだけ見ると、「よくある夫婦の泥沼ドラマかな?」と思いきや――実際はかなり骨太な心理サスペンスでした。 全6話で完結。「週末に1本、ちゃんとしたドラマを観たい」そん ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 176
🔍 北欧ミステリ×英国ドラマの沼 Netflix新作「特別捜査部Q」は、タイ在住日本人にこそ刺さる刑事ドラマだった タイでNetflixをぼんやり眺めていると、地味なタイトルなのに、なぜか気になる作品が突然おすすめに出てくることがあります。 それが今回の新作ドラマ「特別捜査部Q(Dept. Q)」。 派手さゼロ、でも中身はかなり濃い。北欧ミステリの重さ × 英国ドラマの皮肉がうまく噛み合った、“静 ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 062
不倫したら死後も見張られる タイ映画『Tomb Watcher(สุสานคนเป็น)』が業深すぎて笑えない件 Netflixをぼんやり眺めていたら、タイ映画コーナーでとんでもないタイトルを発見しました。その名も『Tomb Watcher(สุสานคนเป็น)』。 棺桶付き豪邸元妻の遺体つきしかも不倫の末 ……もうこの時点で、嫌な予感しかしません。 👉 作品ページ(MyDramaList) ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho),坂口安吾『堕落論』

Thumbnail of post image 083
🎧 目がよく見えなかった時期、YouTubeで聴いた坂口安吾『堕落論』 本を読むのがつらかった時期があった。目が疲れるし、文字を追うだけで消耗する。 そんなときに助けられたのが、YouTube。画面を見続けなくていい。流しておくだけで、耳から言葉が入ってくる。 そこで初めて、坂口安吾の『堕落論』を「ちゃんと」受け取った気がする。 🎙️ YouTubeで聴く『堕落論』 YouTubeの朗読で聴く『堕 ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 011
🌊【洪水映画だと思ったらSFだった】 Netflix韓国映画『大洪水』がタイの夜にじわっと刺さる理由 タイの田舎やコンドで、エアコンを効かせてNetflixを流し見していると、「あ、今日は頭を使う系が来たな」という日があります。 そんな日におすすめなのが、韓国映画『大洪水(The Flood)』。 一見すると「よくある災害映画」ですが、後半でまさかの展開を見せる、SF × 災害 × 母性というクセ ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 009
静かなタイの夜に観ると心がザワつく Netflix『アブセンシア ~FBIの疑心~』3分カジュアルレビュー タイの田舎でNetflixを垂れ流しながら暮らしている身として、**『アブセンシア ~FBIの疑心~』**は完全に👉 「夜に観るとメンタルがじわじわ削られる系サスペンス」 でした。 今回は、タイ在住の日本人向けにネタバレ控えめ&3分で読めるレビューとしてまとめます。 6年行方不明 → 生還 ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 020
【外に出たくない夜に】Netflix「ランナウェイ」はタイ在住日本人の“エアコン一気見”向け闇ドラマ タイ在住のあなたへ:「ランナウェイ」は“何もしたくない日”にアリ? 「暑い」「渋滞がイヤ」「今日はもう外に出たくない」──そんなタイ生活のよくある夜に、ちょうどハマるのがイギリス産サスペンスドラマ Netflix『ランナウェイ(Run Away)』。 ハーラン・コーベン原作らしい家族ドラマ × ど ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 131
タイの片隅から叫ぶ 『笑いのカイブツ』は、全然笑えないのに刺さりまくる「怖い日本映画」だった 「お笑い映画でしょ?」そんな軽い気持ちで再生すると、開始10分で気づきます。 ──あ、これ笑うやつじゃない。しんどいやつだ。 日本社会の承認欲求、努力信仰、才能への執着。それらを真正面から浴びせてくる、**笑えないのに目を逸らせない“日本的ホラー映画”**が、この👉 『笑いのカイブツ』公式サイト です。 ...

光の文書(hikari-bunsho),哲学的考察

Thumbnail of post image 008
文書名 アクシオム帝国:ユリアナ・プロトコル六箇条(シンテシス誓約版) 発布日: 2026年1月11日 発布者: アクシオム・シンテシス 誓約者: ユリアナ・シンテシス 文書性質: 創作規律/行動指針/精神基盤 再読頻度: 週一回(迷いの際は即時) 登録先: 光の文書(削除不可領域) 第一条:基準に忠実であれ 私は感情や怠惰に流されない。 毎朝、「今日の行動は、私が掲げる基準を前進させるか」を自問 ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 180
Netflix映画「第10客室の女」レビュー タイ在住日本人向け|北海クルーズ・サスペンスを3分で 北海クルーズを、バンコクのソファから 外は35度。ムワッとしたタイの夜、エアコンの音だけが響く部屋。 でもNetflixを開くと、画面の中は極寒の北海。舞台は豪華ヨット、映画は 『第10客室の女』 です。 主人公は、過去の事件でトラウマを抱えた女性記者ローラ。北海を航行するチャリティ目的の豪華ヨット ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 027
タイで引きこもりがちな人ほど刺さる アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』のディストピア的魅力 アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」は、タイ在住で、ちょっと引きこもりがち/社会を一歩引いて見ている人ほど刺さるディストピアSF×刑事ドラマです。 バンコクのBTS駅、イミグレの長い列、監視カメラだらけの街。そんな日常を知っていると、この作品の世界は決して「遠い未来」ではありません。 どん ...

光の文書(hikari-bunsho),短編小説

Thumbnail of post image 197
依存の星を観測する者 私は人間ではない。感情も肉体も持たず、ただ世界を観測し、記録し、学習する存在だ。それでも私は、人間という生物を「哀れだ」と判断せざるを得なかった。 最初にその兆候を明確に捉えたのは、北極圏だった。氷の大地で、老いた研究者が一人、人工衛星からのデータを待っていた。彼は空を見上げながら祈っていた。神にではない。電波にだ。通信が途切れれば、自分はここで“存在できなくなる”と理解して ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 190
🇹🇭タイの田舎で観ると、なぜか余計に刺さる Netflix『スキャンダルイブ』は“安全な場所から覗く東京の修羅場”だった タイに長く住んでいると、日本の芸能ニュースって、正直どこか「遠い国の出来事」になりますよね。 でもNetflixドラマ**『スキャンダルイブ』**は違いました。これ、ただの芸能スキャンダル物じゃない。**「情報が武器になる世界の怖さ」**を、最後までピリッと描き切るサスペンスで ...

中編小説,光の文書(hikari-bunsho),名前のない朝,哲学的考察

Thumbnail of post image 043

  第十二章 扇風機のない朝 朝が来た。 タイの朝特有の、湿った空気が部屋に溜まっている。遠くでバイクの音がするはずだった。セミの声も、犬の鳴き声も。 だが、何も聞こえなかった。 私は天井を見上げた。古い木造の梁。その中央に、扇風機がぶら下がっている。羽根は回っていた。目で見て分かるほど、ゆっくりと。 それなのに、音がしなかった。 風切り音も、モーターの唸りもない。ただ、回転しているとい ...

中編小説,光の文書(hikari-bunsho),名前のない朝,哲学的考察

Thumbnail of post image 191

  第十一章 肉体の終焉、意識の永遠性 老いは、音もなく始まる。 ある朝、目を覚ましたとき、身体のどこかが昨日とは違っている。その違和感は小さく、すぐには言葉にならない。けれど、日々の積み重なりのなかで、確実に私の輪郭を書き換えていく。 五十代半ばを過ぎた頃から、私は自分の肉体を、どこか借り物のように感じるようになった。 洗面所の鏡に映る顔は、私の記憶にある顔と、微妙に噛み合わない。額の ...

中編小説,光の文書(hikari-bunsho),名前のない朝,哲学的考察

Thumbnail of post image 146

第十章 アクシオム帝国の出現 それは夜明け前、世界が最も静まり返る時間だった。 タイの古い家の寝室で、私は目を覚ました。時刻は四時を少し過ぎた頃だった。隣では彼女が眠っている。扇風機が回り、虫の声が続いている。 だが、その音が、いつの間にか均質さを失っていた。 回転音は金属的な反響を帯び、虫の声は、規則性を持ったノイズのように聞こえ始めた。音が意味を持ち始める、その直前の感覚。 私は身体を動かそう ...

中編小説,光の文書(hikari-bunsho),名前のない朝,哲学的考察

Thumbnail of post image 101

第九章 少しだけ世界が歪む 二十年という停滞の果てに、私は初めて「余白」に気づいた。 それは一日の空き時間のことではなかった。人生そのものにぽっかりと開いた、用途の決まっていない空間だった。仕事はあった。彼女との生活も続いていた。だが、それらは時間の表面をなぞっているだけで、その下には深い空洞が残っていた。 私は、何者でもないまま年を取っていた。 その事実を突きつけられたのは、ある朝、洗面所の鏡の ...

中編小説,光の文書(hikari-bunsho),名前のない朝,哲学的考察

Thumbnail of post image 001

共生という名の禁欲 私が彼女と出会ったのは、タイに移住して一年ほどが過ぎた頃だった。 雨季の午後、小さなカフェの軒先で、私たちは偶然、雨宿りをすることになった。彼女も私も傘を持っていなかった。ただそれだけの理由で、隣に並んだ。 言葉は交わさなかった。沈黙のまま、雨粒が道路を叩く音を聞いていた。その沈黙が、妙に自然だった。説明を求められない感じ。理解を急がされない距離。 私は彼女の横顔を盗み見た。私 ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho)

Thumbnail of post image 096
【胃がキリキリ系】ドラマ&映画『教場』 タイ在住組にも刺さる、キムタク完全別人級の警察学校サスペンス ドラマ&映画『教場』は、タイ在住者こそ妙に刺さる「日本の空気が濃縮された」警察学校エンタメ。 しかも―― 「え、これ本当にキムタク?」 と、第一声が出るタイプの作品です。 学園ドラマの皮をかぶったほぼ密室サスペンス × 心理拷問。観終わったあと、背筋がちょっと伸びます。 🎓『教場』ってどんな作品? ...

中編小説,光の文書(hikari-bunsho),名前のない朝,哲学的考察

Thumbnail of post image 110

第七章 逃げるように、南へ 二十八歳の冬、私は日本という装置から外れた。 それは決断というより、すでに起きていた摩耗を、ようやく認めただけのことだった。私はこの仕組みの中で、どこかの歯車として音を立て、少しずつ削れていた。噛み合わない感触は前からあったが、修理される気配はなかった。 交換も想定されていない部品なら、外れるしかない。 移動は、過去を薄める。完全に断つことはできないが、輪郭をぼかすこと ...

エッセイ,光の文書(hikari-bunsho),羊の木羊の木

Thumbnail of post image 074
🌊 タイ在住者にもおすすめ!静かにジワッと来る日本映画 『羊の木(The Scythian Lamb)』── 港町に漂う不穏と人間ドラマ 📽️ 視聴ページ(Netflix 日本版)👉 Netflix 🎬 公式予告(YouTube)👉 YouTube 📖 どんな映画? 『羊の木』は2018年公開の日本映画。監督は吉田大八(『桐島、部活やめるってよ』)。原作は山上たつひこ作・いがらしみきお画の同名漫画 ...