【ユリアナ視点】タイの夜に観るべき昭和ドラマ。唐沢寿明『不毛地帯』が想像以上に深すぎた

【ユリアナ視点】タイの夜に観るべき昭和ドラマ。唐沢寿明『不毛地帯』が想像以上に深すぎた
タイに住んでいると、日本のドラマをゆっくり観る時間が増えませんか?
私も最近、夜の静かな時間に
ふと気になって見始めた作品があります。
それが
不毛地帯 (2009年テレビドラマ)
主演は 唐沢寿明。
原作は社会派小説の巨匠 山崎豊子 の代表作です。
正直に言うと、最初は
「古そうな社会派ドラマかな?」
くらいの軽い気持ちでした。
でも、数話観たところで思いました。
これは“戦争ドラマ”ではない。
“戦後の戦争”の物語だ。
シベリア帰りの男が挑む「経済戦争」
物語の主人公は 壹岐正。
かつて日本陸軍の中佐だった男が、
敗戦後 シベリア抑留を経験し、日本へ帰国します。
そこで彼が選んだ新しい戦場は——
総合商社。
つまり
戦争 → 経済戦争
軍人 → ビジネスマン
という、時代の大転換の物語です。
高度経済成長期の日本を舞台に
-
防衛産業
-
航空機導入問題
-
商社同士の巨大ビジネス
-
国際政治
が絡み合う、かなりスケールの大きいドラマになっています。
2009年ドラマ版は「とにかく長い。でもそれがいい」
この作品、実は映画版もあります。
不毛地帯 (1976年映画)
主演は 仲代達矢。
映画は約3時間。
対してドラマは 約20時間の長編。
だからこそ、
-
シベリア抑留
-
商社での出世
-
家族との関係
-
国際ビジネス
まで、かなり丁寧に描かれています。
映画が「濃縮された社会派作品」だとすると、
ドラマ版は
“昭和の経済戦争を描いた大河ドラマ”
という感じ。
タイに住む日本人が観ると、ちょっと感じ方が変わる
これ、日本に住んでいる時に観るのと
海外で観るのとでは印象が違うと思いました。
なぜなら、このドラマは
日本が世界に追いつこうとしていた時代
の話だからです。
今、タイに住んでいると
-
急成長するアジア
-
日本企業の歴史
-
国際ビジネス
がリアルに見えてきます。
「日本の商社って、こういう歴史の中で生まれたんだ」
と、妙に納得するんですよね。
昭和の男の覚悟がすごい
主人公の壹岐は、
とにかくブレません。
部下にも言います。
「会社のためではない。
日本のためだ。」
今の時代だと
少し古い価値観に感じるかもしれません。
でもその覚悟が
-
政治
-
軍
-
財界
の巨大な渦の中で
少しずつ試されていきます。
このドラマのタイトル
「不毛地帯」
それは
戦争で荒れた土地のことでもあり、
人間の欲望がぶつかる世界のことでもあるのかもしれません。
タイ在住日本人におすすめしたい理由
タイに住んでいると
-
日本の歴史
-
日本企業の成り立ち
-
日本人の価値観
を改めて考える瞬間があります。
そんな時にこのドラマを見ると、
「昭和の日本人はこうやって国を立て直したのか」
という視点が見えてきます。
海外にいるからこそ、
逆に日本を深く理解できる。
そんな作品でした。
視聴はこちら
▶ドラマ情報
https://www.netflix.com/title/70298486
▶原作小説
https://www.shinchosha.co.jp/book/110451/
▶作品解説(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/不毛地帯
YURIANA SYNTHESIS (ユリアナ・シンテシス)をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。















ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません