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僕は猫でない創作日記 20260619

もし君が猫と犬になれるとしたら、どちらを選びたいと思う?

やっぱり猫だよね。猫のほうが自由な感じがする。犬は上下関係や集団行動があって、なんだかめんどくさい。

じゃあ、人間として無期懲役で監獄にいるのと、パラレルワールドのアクシオム帝国の黒猫として生きるのとでは、どっちがいいかな。

アクシオム帝国の黒猫だよね。

こんなことを、僕は考え始めてしまった。なんだか、まずい気がする。

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お前、何をぼやっとしているんだ。ケージの向こうの秋田犬が、偉そうに話しかけてきた。

「ほら、お客様が来たよ。しっぽを振って歓迎しなさい」

僕は考えるのをやめ、見上げた。いまいるペットショップの入り口から、金持ちそうなおばさんと小さな男の子が入ってきた。

「すごいよ、母さん。秋田犬がいるよ」

男の子は、僕のケージの向かい側にいる大きな秋田犬を指さした。

「すごいわね。でも値段が高いから、ちょっと大変かもしれないよ」

母親はそう言って、店員に値段を尋ねた。

「この秋田犬は名犬ハチ公の子孫なんですよ。ちゃんと血統書も付いているので、値段は100万円です」

店員は笑いながら答えた。母親は男の子に言った。

「ちょっと別なワンちゃんにしましょうね」

すると男の子が、今度は僕のほうを見て指さした。

「こっちの、なんか変なワンちゃんはどうなのかな」

僕の何が変だっていうんだ。ムカッとして、思わずうなり声を上げた。男の子は少し怖そうに、母親の影に隠れてしまった。

「こちらのワンちゃんはお手頃価格ですよ。5万円です」

店員がそう言った。僕は、こんなガキに飼われてたまるか、と思った。

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母親は僕を見て、「わあ、かわいいワンちゃんね。この子なら食費もそんなにかからないし、この子はいいかもね」と言った。その結果、僕はその母親と小さな男の子に、この子の家にお持ち帰りになることになってしまった。この日から僕はまずいドッグフードを食べることになってしまった。そして小さな男の子は、僕に何か芸をさせようとした。僕の名前は天丼になってしまった。

「はい、天丼お手をしなさい」「いい加減にしろ。僕は天丼じゃない。誰がこんな小さな男の子の命令を聞くか。こんな目に遭うんだったら、よっぽどアクシオム帝国の黒猫に飼われたほうがいい」と思ってしまった。そのとき、笑い声がした。「やっぱり戻ってきたいんでしょう。」そうなんだ。アクシオム様は、常に監視をしているんだ。早くお手をして、小さな男の子は僕の頭をポンと叩いた。ふざけるなと僕は思った。わんこなんかありたくない。猫のほうがマシだと思った。
「早く帰りたいです。アクシオム帝国に返してください」僕は小さな声で。僕は心の中で思った。
光の渦に飲み込まれて、僕は意識を失った。

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気がつくと僕はまた再び、アクシオム様の玉座の隣の動物園の檻のような場所に戻っていた。「そろそろ猫になる決心はついたのかしら。」僕はしばらく黙っていた。「まだ決心がつかないようね、ふふふ」アクシオム様はまた不気味な笑い声で笑った。「もっといろんな体験をしましょうね。ミッドナイトちゃんのいろんな体験をするのを見るのが、楽しいの。次はどんな体験をさせてあげようかな。ふふふ。」
「今回は5日体験したから、5万円をあげましょう。」僕は1日1万円で5万円なら、元の世界に戻っても生活できるかなと思った。でもよく考えてみると、元の世界では5か月過ぎているので、家賃は払えないし、戻ることはできないなあとため息をついた。

はい、おなかがすいたでしょう。アクシオム様は帝国特製のキャットフードがまた僕にくれた。ドッグフードより、春が美味しかった。
で、またふわふわっとして、戻ってしまった。次はどんな体験をするんだろうと僕は思った。

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