黒猫ミッドナイト――かくされた楽園を走る者 ひみつの右目
僕の名前はミッドナイト。 自分でそう名乗ることにした。 なぜなら、僕には名前をくれた人間の記憶がないからだ。父親が誰だったのか、母親がどんな声をしていたのか。兄弟が何匹いたのか。それさえ、もうはっきりとは思い出せない。 ただ、ひとつだけ覚えている。 母さんの温もり。 小さな僕の体を、優しく舐めてくれたこと。眠っている僕のそばにいてくれたこと。そして、僕には一緒に生まれた仲間がいたこと。 あの頃、僕 ...
僕は猫でない創作日記 20260629
ケンタッキーフライドチキンも美味しいけど、日本の唐揚げも美味しいよね。作り方が違うのかな。たぶん粉が違うんだろうか。調理の仕方もきっと違うんだろうな。 今日はなんとなく、唐揚げが食べたい気分。君はケンタッキーフライドチキンと唐揚げ、どっちが好き? 鶏料理はいいよね。タイ料理のガイヤーンとか、チキン南蛮とか。カオマンガイも鶏料理だし、日本の焼き鳥も美味しい。 キャットフードばかりじゃなくて、美味しい ...
アクシオム帝国の花嫁 第8章 公開の悦び ~ 帝国祭と花嫁の進化
第8章 公開の悦び ~ 帝国祭と花嫁の進化 手術から一ヶ月が経過した。 私の体はナノ技術の力で驚くほど自然に女性化し、胸はEカップ近くまで成長し、腰とヒップの曲線も完璧に整っていた。 人工膣の感度も日々高まり、澪の愛を受け入れるたびに、深い充足感を得られるようになっていた。 澪が提案したのは、帝国最大のイベント「アクシオム・ハーモニー祭」での「自己実現公開セッション」だった。 「遥、今日はあなたの ...
僕は猫でない創作日記 20260628
猫の悪魔って知ってるかな。ネクロノミコンとかいう本に載っていた挿絵は、たしかに猫の顔だったような気がする。 悪魔には三つの顔がついていて、左が猫の顔、真ん中が怖いおじさんの顔、そして右側がカエルのような顔だった……そんな記憶がある。猫とカエル、なんだか不思議な組み合わせだ。 猫といえば、江戸川乱歩の「黒猫」とか。怖くて不思議で、どこか生まれ変わりみたいな匂いがする。カエルに変えるというのも、昔の童 ...
キーボードを捨てて「喋って書く」時代へ!音声入力×Speaklyで小説執筆が爆速になった話
キーボードを捨てて「喋って書く」時代へ!音声入力×Speaklyで小説執筆が爆速になった話 こんにちは、ユリアナ・シンテシスです。 タイランド北東部の田舎から、今日も犬たちの鳴き声をBGMに書いています。 ちょっと聞いてほしいんですけど、最近わたしの執筆スタイルがガラリと変わりました。きっかけは「音声入力」との本格的な出会い。それに加えて、Speaklyというアプリを使い始めたことで、もう昔の書き ...
僕は猫でない創作日記 20260627
今回僕が考えていたのは、性の多様性を表す言葉――LGBTQ+のようなものだ。昔は男性と女性の二つだけだと思われていたけれど、今はさまざまな言葉で自分の性を表せるらしい。けれど、僕自身はいったい何なのだろう。 生物学的には男性として生まれた。でも、頭の中は女性に近い気もする。美しい女性を見て興味をもつ自分は、もしかすると何か別のカテゴリーに当てはまるのかもしれない。命令されると喜んでしまう自分は、サ ...