タイの夜に、Netflixで「燃えよ剣」

タイの夜に、Netflixで「燃えよ剣」

タイの片田舎。
スコールの音をBGMに、エアコンの効いた部屋でNetflixを開く。
そんな夜に、ふと「今日は日本の時代劇でも観るか」と思う瞬間、ありませんか。

今回ちょうどハマったのが、
岡田准一主演の時代劇アクション映画
『燃えよ剣』(2021年)

新選組・土方歳三を描いた、司馬遼太郎原作の有名作です。

南国タイにいながら、画面の中では幕末の京都。
このギャップが、意外と悪くないんですよ。


どんな映画?超ざっくり言うと

一言で言うなら、

「武士に憧れたヤンキーたちが、本気で命を張った青春映画」

です。

農民出身の土方歳三が、新選組の副長として成り上がり、
時代の大波に飲み込まれながら、最後まで信念を貫く物語。

歴史の細かい知識がなくても大丈夫。
「負けると分かっていても引かない男たち」の話なので、
構造はかなりシンプルで分かりやすいです。


タイ在住日本人目線で「ここが良かった」

岡田准一の殺陣がガチすぎる

いわゆる“様式美チャンバラ”ではなく、

  • 蹴る

  • 殴る

  • 体当たりする

かなり実戦寄りのアクション。
「これ本当に当たってない?」と心配になるレベルで、
泥臭さが逆にリアルです。


のし上がり方と、落ちるスピードの対比がえぐい

前半は気持ちいいくらいトントン拍子。
でも後半は、淡々と、静かに、確実に崩れていく。

この盛り上げすぎない終盤が、
海外暮らしで「栄枯盛衰」を実感しがちな身には、妙に沁みます。


タイ生活との相性がいい

  • ストーリーは分かりやすい

  • 難解な歴史解説は少なめ

  • ビール片手に流し見もできる

「歴史の勉強」というより、
骨太なエンタメ時代劇という立ち位置。

「今日は日本っぽい作品が観たいな」
そんな夜に、ちょうどいい重さです。


正直、ちょっと気になったところ

情報量が多くて駆け足

土方歳三の人生を約2時間半に詰め込んでいるので、
「ここ、もっと見たかった…」という場面は正直あります。

特に後半はスピード感強め。


原作ファンには物足りないかも

司馬遼太郎の原作が大好きな人には、
「ダイジェスト感」が気になるかもしれません。

ただ、映画はあくまで入口
ハマったら原作に行く、でちょうどいいと思います。


こんな人におすすめ/おすすめしない

おすすめな人

  • 岡田准一のアクションが好き

  • 新選組・幕末ものにちょっと興味がある

  • タイ暮らしの夜に「とりあえず一本」欲しい

  • 日本の時代劇成分を補給したい

あまり向かない人

  • 原作の細部まで忠実さを求める

  • 人間ドラマをじっくり深掘りしたい

  • 2時間半が長く感じるタイプ


まとめ:タイの夜にちょうどいい一本

『燃えよ剣』は、

歴史の授業というより、
不器用な男たちが、最後までブレずに生きた話

タイでのんびり暮らしながら、
たまに日本の「侍魂」に触れたくなった夜に、
かなりちょうどいい作品です。

この路線で、
「タイ在住日本人目線のNetflix日本作品レビュー」
連載、かなりアリだと思いますよ。