僕は猫でない創作日記 20260623
朝ごはんは何が好き? あったかいご飯と納豆とお味噌汁、それに鮭の納豆定食とか。それとも、おかしな香りの熱いコーヒーとフランスパン、トマトがたっぷり入ったオムレツとか。
電気と音のことでは、特製キャットフードと冷たいミルクなんだろうな、と思ったりした。やっぱり日本人らしく、納豆定食が食べたいな。今の特製キャットフードはおいしいと思う。キャットフードでもいいや、とも思った。
ミルクはどうかな。あったかいのは嫌な予感がする。あのアクシオム様の「普通スープ」という不気味な笑い声が気になる。
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気がつくと、僕は四本足で立っていた。誰かが僕の乳首を踏んでいる。変な気持ちだ。やめてほしい。
それに、僕の乳首は二つではなかった。変な気持ちがさらに強くなり、僕は体の下にあるバケツへミルクを出してしまった。僕は牛になっていたのだ。乳首のモミムミは、終わることなく続いていた。
いったい誰が、何をしているのだろう。そう思って見てみると、昔、絵本で見たことがあるような少女がいた。アルプスの少女ハイジだ。こんなかわいい少女が相手なら、毎日乳首を踏まれてもいいかもしれない……そんなことを思ってしまった。
ところが、この期待は裏切られた。毎日やって来たのは、おじさんだった。荒れた顔で小柄、気難しそうで、頭にはまったく毛がない。少女とは全然違っていた。人間って、相手によってこんなにも気持ちが変わるものだろうか。
僕は我慢できなくなって、「もう嫌です。英国の猫の方がいいです。にゃんにゃんにゃん」と心の中でつぶやいた。すると「イントゥ・アクション・フォー・モノ・ポイント」が聞こえ、「あら、そうなのね。牛さんはやっぱり嫌だったのね」と言う声がした。
光の渦に包まれ、僕は生まれ変わった。これで帝国に帰れるのだと思った。ところが牛さんは、また「ふふふ」と笑った。その笑い声は、無理やり笑いを止めているように聞こえた。何かが違うと思った。
この選択文の文字数は、676文字です。
気がつくと僕は、目の前で何か妙な音がしていることに気づいた。見ると、それは牛の乳首だった。
僕は少女になっていた。アルプスの少女ハイジ――そんな姿に変えられてしまったのだ。
それからというもの、僕の毎日の日課は牛のミルク搾りになった。最初は我慢できたが、1日、2日と続くうちに、それはもはや気持ちの悪い作業に変わっていった。朝、目を覚ますと、あのおじさんが「早くミルクを絞ってこい」と怒鳴る。
牛と少女の立場を入れ替えることが、アクシオム様の悪巧みだったのだ。
こんなの嫌です。帝国に戻してください、やむやむやむ。僕は心の中で呟いた。やっぱり帝国の猫ちゃんのほうがいいのでしょう。
「そろそろ決着がついたのね。立場の入れ替え取り合い……もう、ここは嫌なんです」
「あら、そうなのね。じゃあ、とりあえず返してあげます」
気づけば僕は、光の中に生まれ落ちるようにして、アクシオム様の玉座の隣――檻の中へと戻っていた。
「ああ、キャットフードとミルクをどうぞ」
「僕はもうミルクはこりごりです。にゃんにゃんにゃん」
そう言うと、アクシオム様は首を傾げて、続けた。
「まだそれなら、これを開きましょう」
アクシオム様は大きな赤いリンゴを、僕の前に差し出してくれた。
「これもきっと、また“体験”と関係があるのですか?」
「これはまた、お楽しみですよ。ふふふ」
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キャットフードと大きな赤いリンゴを食べると、僕の気持ちはいつもよりさらにふわふわして、まるで天に昇るようだった。
すると、誰かの声が聞こえた。アクシオム様の声ではない。
「問53Cね。では、私がお前のパートナーを作ってあげよう」
僕は思った。「ちょっと、眠っていなさい」
一体、何が起きるのだろう。そう思ったところで、僕は意識を失った。
りんごの味はとても甘く、一度食べたら病みつきになりそうだった。いったい、さっきの声は誰だったのだろう。パートナーって、何のことだろう。
そして目が覚めると、驚いたことに、僕の目の前には裸の美女が微笑んでいた。
「私の名前はイブです。よろしくね」
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