キーボードを捨てて「喋って書く」時代へ!音声入力×Speaklyで小説執筆が爆速になった話
キーボードを捨てて「喋って書く」時代へ!音声入力×Speaklyで小説執筆が爆速になった話
こんにちは、ユリアナ・シンテシスです。
タイランド北東部の田舎から、今日も犬たちの鳴き声をBGMに書いています。
ちょっと聞いてほしいんですけど、最近わたしの執筆スタイルがガラリと変わりました。きっかけは「音声入力」との本格的な出会い。それに加えて、Speaklyというアプリを使い始めたことで、もう昔の書き方には戻れなくなっています。
今日はその体験をまるごとシェアします。「キーボードで書くのが当たり前」と思っている人に、ぜひ読んでほしい記事です。
そもそも、なんで音声入力なの?
まず基本的な話から。
小説を書いていると、こういう瞬間ありませんか?
「頭の中では映画みたいにシーンが動いているのに、指が追いつかない……」
これ、わたしだけじゃないと思います。タイピング速度って、どんなに頑張っても1分間60〜100文字くらいが限界なんですよ。でも、人間がふつうに喋るスピードは1分間300〜400文字。つまり、話す方がタイピングの3〜4倍速いんです。
その差を埋めてくれるのが音声入力です。
しかも、音声入力にはスピード以外にもメリットがあって。
セリフが生き生きする。 キャラクターになりきって声に出すと、文字で書くよりずっとリアルな会話文になります。「ふざけんなよ!」とか「え……嘘でしょ?」みたいな生っぽいセリフって、キーボードより口の方が自然に出てくる。
どこでも書ける。 ベッドで寝転がりながら、部屋をウロウロしながら、スマホ一台あればどこでも執筆スタジオになります。わたしはよく犬の散歩中にブツブツ喋って物語を展開させています(完全に怪しい人ですが)。
ゾーンに入りやすい。 タイピングは「考える→打つ→誤字確認する」とステップが細かく分断されます。音声は「イメージする→喋る」の2ステップだけ。脳がクリエイティブなことだけに集中できて、アイデアが芋づる式に出てくる感覚があります。
Speaklyって何?ざっくり説明
音声入力自体はスマホのメモアプリでもできるんですが、それより何段階も上の体験をくれるのがSpeakly(speakly.ai)です。
Gensparkが開発したAI音声入力アプリで、Mac・Windows・iPhone・Androidに対応しています。
何がすごいかというと、ただ声をテキストにするだけじゃないんです。
- 「えーと」「あの」みたいなフィラーを自動削除
- 言い間違いを勝手に修正
- 段落構造まで整えてくれる
- メール、ドキュメント、Slack、CRMなど100以上のアプリで使える
- 日本語含む100以上の言語に対応
要は、喋ったことをそのまま清書された文章にしてくれるAIです。
Speaklyの始め方(初心者向けにぜんぶ説明します)
ステップ1:ダウンロードとアカウント作成
speakly.aiにアクセスして、お使いのデバイス向けアプリをダウンロードします。
サインインはGensparkアカウントを使います。Gensparkのアカウントがあれば別途登録不要。なければこのタイミングで作ればOKです。
ステップ2:権限の許可
インストール後、初回起動で2つの権限を求められます。
- マイク権限(これがないと音を拾えない)
- アクセシビリティ権限(他のアプリへテキストを挿入するために必要)
Macの場合は「システム設定 → プライバシーとセキュリティ → アクセシビリティ」でSpeaklyにチェックを入れます。これをやらないとテキストが挿入されないので忘れずに。
ステップ3:ショートカットキーを確認
初回のオンボーディングで、デフォルトのショートカットを押してみるよう促されます。
- Mac:
fnキー - Windows:右
Altキー
これが音声入力のトリガーです。押したままにすると録音開始、離すと終了してテキストが挿入されます。
3つのモードを使いこなす
Speaklyには主に3つの使い方があります。
1. ディクテーション(押し続けモード)
ショートカットを押し続けながら喋り、離すと挿入されます。これが基本の使い方。
短いメモ、メールの返信、ちょっとしたセリフを書くときに最適です。
2. ハンズフリーモード
ショートカットを1回押して録音開始、もう1回押して終了。ずっと押し続けなくていいので、長い場面を口述するときに楽です。
小説の1シーンを丸ごと喋り倒したいときはこっちが向いています。デフォルトではショートカットが設定されていないので、左サイドバーの「ショートカット」ページで自分で設定してください。
3. エージェントモード
ショートカットをダブルプレスするとGensparkエージェントが起動します。
たとえばこんな使い方ができます。
- 「この段落をもっとプロフェッショナルに整えて」
- 「英語のメールが届いたんだけど箇条書きで要約して」
- 「技術的な説明をもっとわかりやすくして」
ブラウザに切り替えることなく、その場でAIに質問・依頼できる機能です。ただし、このモードはGensparkクレジットを消費するので注意(後述)。
超便利な「選択範囲への音声コマンド」
これ、使い慣れるとめちゃくちゃ捗る機能です。
先にテキストを選択してからショートカットを押し、指示を喋ると、AIがその選択範囲を指示通りに処理してくれます。
具体的には:
- 選択して「英語に翻訳して」→ 翻訳されたテキストに置き換わる
- 選択して「もっとプロフェッショナルにして」→ 文体が整う
- 選択して「Slack風の短いメッセージに書き直して」→ カジュアルに変換
さらに「まず整文してから英語に翻訳して」みたいに連続指示もできます。2ステップを一気に処理してくれるので、翻訳コンテンツを作るときに重宝しています。
カスタム指示で「自分専用モード」を作る
これが上級者的な使い方なんですが、よく使う指示をショートカットに登録できます。
左サイドバーの「ショートカット」を開くと、下部に「おすすめショートカット」というテンプレートがあります。たとえば:
- 英語に翻訳:どの言語で喋っても英語に翻訳
- プロフェッショナルリライト:カジュアルな話し言葉をフォーマルな書き言葉に変換
- ターミナルヘルパー:自然言語で操作を説明するとCLIコマンドに変換
- Chaosモード:絵文字やミームを加えてカジュアルに(SNS投稿に良さそう)
自分でカスタム指示を作ることもできます。「Notion風の箇条書きに整理して」とか「議事録フォーマットに変換して」といった独自のルールをショートカットに割り当てられます。
個人辞書に固有名詞を登録しよう
小説を書く上で地味に重要なのが個人辞書機能です。
人名、地名、造語、業界用語など、音声認識が苦手な言葉を事前に登録しておくと、ちゃんと正しく文字起こしされます。最大8000件まで登録でき、Gensparkアカウントに紐付けられているのでデバイス間で同期されます。
転写ミスがあったときに修正すると「辞書に追加しますか?」と聞いてくれる自動追加機能もあって、使えば使うほど賢くなる仕組みです。
料金は?無料で使える?
Speaklyの料金体系はざっくり2種類に分かれます。
無料で使える機能(ディクテーション系):
- ディクテーション、ハンズフリーモード
- カスタム指示テンプレート
- 自作のカスタム指示
ただし無料ユーザーは週4000文字の制限があります(毎週月曜にリセット)。
クレジットが必要な機能:
- エージェントモード(Gensparkエージェントタスク)
- ミーティングノート(録音・文字起こし・翻訳)
初回登録から7日間は無制限トライアルがあるので、まずそこで試してみるのがおすすめです。また、友人を招待すると双方が30日間の無料利用を獲得できるので、仲間と一緒に始めると得です。
音声入力で小説を書くときの3つの鉄則
最後に、実践上の注意点をまとめておきます。
鉄則①:誤変換を無視して喋り続ける
これが一番大事。途中で画面を見て「あ、変換ミスがある」と止まるのが最悪のパターンです。誤変換は後から直せます。まず最後まで喋り切ることに集中してください。
鉄則②:清書はAIに任せる
音声入力で出てきたテキストは「原石」です。接続詞が変だったり、主語が抜けていても気にしない。それをClaudeなどのAIに「小説風に清書して」と投げれば驚くほど綺麗になります。「0から1を作るのが音声入力、1を100にするのがAI」という役割分担が最強です。
鉄則③:完璧な文章を目指さない
最初から美しい文章を喋ろうとすると詰まります。映画の実況中継みたいに「主人公が走っている、息が荒い、後ろから足音が聞こえる」くらいのラフさで十分。感情と勢いを乗せることだけ考えましょう。
まとめ:まず今日、1シーンだけ喋ってみて
音声入力は最初、「部屋で一人でブツブツ言うの恥ずかしい」と思います。わかります。
でもその壁を超えると、物語が自分の外に溢れ出す感覚があって、もうやめられなくなります。
Speaklyはその体験をさらに上のレベルに引き上げてくれるツールです。喋った言葉がリアルタイムで整文されて、どのアプリにも挿入される。これを一度使うと、生の音声認識には戻れません。
まずは7日間の無料トライアルで試してみてください。スマホひとつあれば今すぐ始められます。
犬たちが呼んでいるので、今日の執筆はここまで。またね。
ユリアナ・シンテシス|タイ北東部在住の日本語ライター・SF作家
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