【創作日記】バンコク迷鬱探偵 横綱健三 第一幕:鬱の底と依頼の着弾(約3000文字・10ブロック)「ブロック一、視覚。バンコクの朝、容赦ない日差しとエアコンの壊れた編集部。ケンゾーのハゲ頭を伝う汗、重力に負けた身体の重さを一分間語る。」
第一幕:鬱の底と依頼の着弾(約3000文字・10ブロック)
[word_balloon id="4″ size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]主人公はチビデブハゲのおっさんなんですがとりあえず画像は現在のを使っておきます。あとで修正予定です。[/word_balloon]
バンコクの朝は、騒音とともにやってくる。
クリーンペーパー「横綱新聞」編集長の部屋には、窓がない。山田健三がバンコクにやってきて、もはや二十年。いつも騒音とともに目が覚める。
オフィスと言っても、自宅兼オフィスだ。ベッドの周りには、刷りたてのフリーペーパーや、配布しきれずに余ったフリーペーパーの山が積んである。エアコンの照明も薄暗く、普段でさえ気分が滅入りそうな部屋だった。
健三には裏の仕事がある。探偵だ。
「横綱新聞」には、バンコクの飲食店情報や不思議なスポット、異常現象、都市伝説などが載っている。ほかに人気の「お悩みコーナー」もあった。そこへ届く「悩める人」からの相談を、探偵として解決するのが健三の仕事だ。
依頼の大半は、日本に住む妻からの「夫の浮気調査」だった。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません