真夏日のタイで観ると、なぜか“日本の冬”が刺さる 映画『追憶』(2017)がじんわり沁みる理由
常夏のタイで観ると、なぜか“日本の冬”が刺さる
映画『追憶』(2017)がじんわり沁みる理由
バンコクの夜。外はムワッと暑いのに、エアコン効かせてNetflixや配信サービスをポチる——
そんなタイ在住あるあるの視聴タイムに、意外と刺さるのが日本映画の“しっとり系”。
今回の一本は 『追憶』(2017)。
派手などんでん返しはないけど、観終わったあとに胸の奥が静かに重くなるタイプのヒューマンサスペンスです。
ざっくりどんな話?
幼なじみの男3人が、25年ぶりに
**「刑事・容疑者・被害者」**という最悪の形で再会する——という設定から始まる物語。
舞台は富山の漁港。
殺人事件の捜査を進める刑事(岡田准一)が、被害者が昔の友人だと知り、
さらに容疑者としてもう一人の幼なじみ(小栗旬)が浮かび上がる。
捜査が進むにつれて、彼らが少年時代に“封印した出来事”が少しずつ掘り起こされていく……
という、過去×罪×記憶をテーマにした静かなサスペンスです。
タイ在住者に刺さるポイント3つ
① 富山の冬景色 × 常夏のタイ = 体感温度バグる
富山の海、雪、曇天の空。
画面から伝わる“日本の冬の冷たさ”が、タイの蒸し暑さと真逆で、妙にリアルに感じるんですよね。
「日本の冬って、こんな空気だったなぁ……」
って、ちょっと郷愁スイッチ入ります。
② 30代〜50代の日本人に刺さる“後悔のテーマ”
この映画、めちゃくちゃ派手なミステリーじゃないです。
どちらかというと、
「あの時の選択、今の自分はどう受け止めてる?」
っていう 人生の棚卸し系ドラマ。
タイ移住して長い人ほど、
・日本に残した人間関係
・あの時こうしてたら…
みたいな“心の引き出し”に触れられるかも。
③ 役者陣が地味に強い
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岡田准一:不器用で正義感強めな刑事役がハマり役
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小栗旬:影のある雰囲気がこの作品だといい味
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柄本佑:存在感が静かに重い
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安藤サクラ:人生背負ってる役がしんどいほどリアル
「うわー、このキャスティング渋いな」ってなるやつです。
ハリウッド的な派手さはないけど、**“日本映画らしい重さ”**がちゃんとあります。
正直レビュー(良い点・好み分かれる点)
👍 良いところ
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風景が美しくて、日本の冬の空気感がリアル
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登場人物の感情が丁寧に描かれてる
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観終わったあとに余韻が残るタイプ
🤔 好みが分かれるところ
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ミステリーとしては、キレキレではない
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テンポはゆっくり
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ド派手な展開を期待すると肩透かし
👉 「犯人当てゲーム」より「人生の後味」を味わう映画です。
こんな人におすすめ
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タイ生活が長くて、たまに日本の空気を感じたい人
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派手なアクションより、人間ドラマ派
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しっとり系の邦画が好き
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夜中にビール or お茶しばきながら観たい人
公式・情報リンク(あとでチェック用)
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作品情報(eiga):https://eiga.com/movie/84581/
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あらすじ(ジョルダン):https://movie.jorudan.co.jp/film/86054/
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WOWOW作品ページ:https://www.wowow.co.jp/detail/111376
まとめ(タイ在住者目線)
常夏の国で観る、寒い海の映画。
このギャップが、逆に刺さる一本でした。
ガツンと来る爽快感はないけど、
「あの頃の自分」と静かに向き合う夜には、かなり相性いいです。
「今日は派手なの疲れたな…」って夜に、どうぞ。
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